Bluestormers2021.11.24

マナーを守って楽しもう!今更聞けない釣り場のルール&マナー

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暑かった夏も過ぎ、秋の気配を感じるようになってきましたね。
気候が良い秋は、多くの魚が冬に備えて「エサを食べる」ことに集中する時期。
釣り初心者にとっても比較的釣りやすく、ベストシーズンと言えるでしょう。
天候も落ち着いていて、夏ほど日差しが強くないのでファミリーでのアウトドアレジャーにもピッタリ。

今回のBluestomrsでは、そんな初心者の方にお伝えしたい「釣り場のマナー」についてお話しします。
気持ちよく、楽しく釣りをするためのマナーから、
「知らなかった」では済まされない、命に関わるマナーまで
しっかりと理解して釣りを楽しんでくださいね!

 

 

 

釣り場は公共の場所。

まず、なぜ釣りをする時にはルールが必要なのか、考えてみましょう。

釣りとは、「公共水面」である海や川で、自然的状態である水産動植物を採捕する行為のひとつです。
こういった水産動植物の採捕は、自由にできると思われがちですが、法律や都道府県の虚業調整規則などによって
使用できる漁具・漁法、禁止区域、禁止区期間、魚種ごとの大きさの制限、夜間の照明利用の禁止や制限など、
さまざまな規則が定められています。
これらの規則は、水産動植物の繁殖保護や、秩序ある漁場の利用のために、法令により定められています。

出典:水産庁 -遊漁のルールとマナー- より抜粋

 

 

違反すると罰則を受けることも。海釣りで守るべきルール

 

「立ち入り禁止区間」や「釣り禁止エリア」では絶対に釣りをしない!

海であれば、どこでも自由に釣りができるわけではありません。
安全面や漁港の管理上の理由など、さまざまな理由で「立ち入り禁止」のエリアが定めてられています。 立入禁止・釣り禁止の場所には、目立つように看板が設置されていたり、フェンスや金網で立ち入ることができないようになっています。
場合によっては看板が分かりにくかったりすることもあります。 その場合は、ネットや釣り具店で事前に情報収集するのも良いでしょう。

 

捕獲禁止(漁業権)や釣り方の指定を守る

漁業権とは、都道府県知事(一部は農林水産大臣)の許可を受けて設定される「一定の水面において、特定の漁業を一定の期間、排他的に営む権利」です。
釣り人にとっては、「特定の魚介類を勝手に採ってはいけません」といったルールですので、 対象とされる特定の魚介類を採ったり、指定のサイズ以下の固体を捕獲した場合は、「密漁」となることも。知らなかった!ではすまされない、犯罪行為となります。
各都道府県や自治体・釣り場の管理団体によって、漁業権(採ってはいけない魚、禁漁期間のある魚、禁止されてる釣り方・漁具など)が異なるため、予め確認をしておくと安心です。
参考:水産庁/漁業権について詳しくはこちらから

 

水産資源を守るために、リリースについて知ろう

「リリース」とは、釣った魚を水に戻すこと。「釣り」と「漁」を明確に分ける発想から、アメリカで生まれた概念です。規定サイズ以下の魚や特定の魚種をリリースすることが定められている場合以外、基本的にはリリースするかしないかは、釣り人に委ねられますが、釣った魚のサイズが小さかったり、大量に釣れた場合はリリースすることが推奨されています。持ち帰る魚は最小限に、を心がけることで、海の資源を未来につなげることにもなります。
参考:大阪府/小さな魚は海へ返しましょう-小型魚再放流のお願い-

 

駐車禁止の場所に車を停めない

社会人としては当たり前、常識のルールですが、残念なことに釣り場での駐車違反が目立ちます。
海釣りへ出掛ける時は、大半の人が車を使うため、駐車場が設けられている釣り場も多いのですが、人気の釣り場やレジャーシーズンは駐車場がいっぱいになっていることも。何かと荷物が多い釣りは、できたら近場に車を停めたいもの。その気持ちはわかりますが、釣り場に隣接する道路は、多くの場合地元の方の生活道路です。一見駐車が可能そうなスペースがあっても、往来を妨げる路上駐車は絶対にやめましょう。

 

 

釣り人同士、お互いに気持ちの良いコミュニケーションを心がけよう

 

挨拶は基本!

挨拶はコミュニケーションの基本!他の釣り人とのコミュニケーションを積極的に取るのも、釣りの楽しみの一つ。先行者がいる釣り場に入る時は「おはようございます」など一言あると、お互いに気持ちが良いもの。
特に初心者だと、ベテランアングラーなど声を掛けづらい雰囲気の方もいらっしゃいますが、「釣れてますか?」など思い切って声をかけてみると、釣果を教えてくれたり、釣り方を教えてくれることも!もちろん、静かに一人で釣りを楽しみたいタイプの方もいますので、臨機応変に。

 

釣り竿や釣り道具は邪魔にならないように、常に周りに配慮を

人気の釣り場には、朝早くから釣り人がたくさん釣りを楽しんでいることも。基本的には、釣り場に先に入っている人が優先。先行者がいる場合は、5m程度距離をとって釣り場に入るのがマナーです。無理に狭い場所に割り込むのは、印象が悪いだけでなく、仕掛けが絡まったりトラブルの原因となってしまいます。
釣り座を確保したあとは、竿やタックルボックスなどはできるかぎり通行人の邪魔にならないように注意しましょう。必要以上に荷物を広げたり、荷物だけを残して長時間場を離れる「場所取り」もマナー違反。常に周りに気を配り、お互いに気持ちの良い釣行を楽しみましょう。

 

ゴミは必ず持ち帰る

自分が出したゴミをポイ捨てしたり、放置しないのは当たり前なはずなのですが、全国の釣り場ではゴミ放置が問題になっています。ゴミの不法投棄問題で、立ち入りや禁止や釣り禁止になってしまった釣り場も少なくありません。
釣具や残ったえさ、空き缶やひどい時にはBBQの残骸など、さまざまなゴミが釣り場の環境を汚しています。もちろん、開放的なアウトドアだからといって、許可されているエリア以外での火を使ったバーベキューや焚き火も厳禁です!自分が出したゴミは持ち帰るのが基本。モラルを守って、釣り場の環境を守りましょう。

 

 

安全に釣りを楽しむために

 

釣りは自然が相手のレジャー。安全のための準備を怠らない

釣行の前には、釣り場の天候をチェック。お天気が悪かったり、風や波等の注意報の発令が予想される時はされているときは無理に出かけないこと。釣りを始めても。現地で海が荒れてきたら早めに中止の判断をしましょう。
また、夏の日焼けや熱中症に気をつけることはもちろん、涼しい季節には海風を受け続けると思いのほか体が冷えてしまうことも。常に体調に気を配り、適切な装備で釣行することが大切です。

 

「水辺」の危険を回避するライフジャケット

ライフジャケットは、海釣りでは基本の装備。「万が一、海に落ちても泳げるし・・」と思うかもしれませんが、周りに常に人がいるとは限りません。高さのある堤防なら、自力で這い上がることも難しいですし、水の中は体力の消耗も早くなります。また、足場の悪い堤防で、落水前に頭を打ってしまうというケースも。水辺でのレジャーは、自然を相手にしている限り、「絶対に安全」はありえないということを心に留めて、最大限の備えをしよう。
ライフジャケットの必要性についての記事はこちらから

 

 

釣り場のルールとマナー、いかがでしたでしょうか?
釣りは、楽しいだけでなく、自然と触れ合うことができいろいろなことを学べる素晴らしいレジャーの一つ。
他のアウトドアレジャーも同様ですが、一人一人がマナーやルールを知り、守ることが大切ですが
一部の心ない釣り人がマナーを守らないことにより、閉鎖されてしまう釣り場も少なくないのが現実です。

 

釣り場は公共の場であり、未来に残すべき共通の財産です。
プラスチックによる海洋汚染の問題が注目されていますが、
釣りを楽しむ人一人一人がマナーを意識し実践することで、みんなで釣り場を守っていきたいですね。

 

商品開発部:M.SM. S
2021年に入社。家族でも釣りに行くことがあり、その経験を活かし商品開発に取り組んでいる。