Bluestormers2022.06.24

アングラーを支えるBluestormのアフターサポート

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より安全に、そして快適に、水辺のレジャーを楽しんでいただきたい。

そんな思いから、Bluestormでは製品のアフターサービスに力を入れて、

ボンベの交換など定期点検から修理まで、各種サービスをご用意しております。

 

万が一の際に命を守るライフジャケット。

もしもの時にしっかりと効果を発揮するためにも、

膨脹装置の点検・確認を含めたメンテナンスが大切です。

 

今回のBluestormersは、アフターサポートチームとして

Bluestorm商品のメンテナンスや修理に携わるマーケティング部の清水さんと

大阪工場で実際に修理作業を行う吉田さん。

日頃のメンテナンスの大切さや、自主点検のポイント、

そしてアフターサポートに込める想いについて話を伺いました。

 

 

ライフジャケットの定期的なメンテナンスが必要な理由

 

ライフジャケットの水感知センサーには有効期限があることを、ご存じですか?

清水:水感知式の自動膨脹式ライフジャケットには、水を感知するパーツ(カートリッジ・ボビン)がついているのですが、お客様から修理や点検のために送っていただくライフジャケットを確認していると、その有効期限が何年も前に切れていることが多くあります。使用期限を過ぎると水感知の精度が徐々に低下し、水に落ちた時に正常に動作しない可能性も。水感知センサーに有効期限があること自体、ご存じではないお客様も多くいらっしゃるので、その意味でも定期点検は非常に大切だと言えます。

 

ボンベの「緩み」にもご注意!

清水:以前、「数年前に購入したライフジャケットを使用していたら、急にボンベが落ちた!」というお問い合わせがありました。品質保証部のスタッフと確認したところ、6年ほど前に水を感知するパーツの有効期限が切れていて、一度も点検や交換をしたことがないとのことでした。お客様には取り扱い説明書に記載している自主点検や使用前のチェックの必要性のお話をさせていただき、納得していただいたのですが、使用前の事前チェックや、定期点検の必要性を痛感しました。

 

吉田:ボンベには基準位置に白マーカーで印がついており、目視で緩みが確認できるようになっています。何度かボンベが取れている状態で点検に出されているお客様もいらっしゃったので、使用する過程で「ボンベに緩みが生じる」ことは知っておいていただきたいですね。 釣り場に行く際には車で行くことが多いかと思いますが、車の振動でも、長期間に渡ればボンベが少しづつ緩んでくる原因となることもあります。

 

1年に1回のメーカー点検を

清水:また、ボンベに穴が空いていたり、傷がついていたり、錆ついている状態のライフジャケットも多いです。正しくライフジャケットを装着していても、そのような状態では万が一の際に正常に動作しない可能性があり、非常に危険です。製品の取り扱い説明書には、「1年に1回のメーカー点検を推奨」と記載しているのですが、なかなか周知されていないことが現実。いざとなったら動作しない、という事態を防ぐためにも、定期点検の必要性を伝えていきたいですね。

 

 

ハードな環境で使用することが多い防水機能付き製品。より長く快適に使用するには?

 

ウェーダーの修理は状態によって完全オーダーメイド

吉田:ドライスーツやウェーダー、レインスーツなどの防水機能付き製品は、穴が空いてしまい、水が入る状態になってしまったことから修理に出されるお客様が多いのですが、その状態になると、細かな小さな穴が多数空いていることが多く、修理に非常に時間がかかってしまう可能性があります。 修理の手順としては、まず水に浸けて水漏れの有無を確認します。水漏れが確認できたら、どこから漏れているのかを空気圧により特定します。大きな穴やあきらかな傷の場合は特定しやすいのですが、小さい穴だとなかなかどの部分か特定できないこともあります。その場合は、清水さんにお客さんとコミュニケーションを取ってもらい、今後の修理方針を決定するようにします。

 

清水:穴があまりにも多いと修理ができない可能性も。そういった場合は、修理箇所が広範囲にわたるため、生地全体のダメージも大きく、完全に漏水しない状態にするのは難しいということをお客様にご説明し、できる限りの修理をしてお返しすることもあります。修理については、状態によって期間も修理範囲も様々です。

 

長持ちさせる秘訣は、使用後のメンテナンス!

吉田:防水機能付き製品を、より長く快適に使用していただく秘訣は、なんといっても使用後のメンテナンスです。透湿防水生地は経年劣化し、主に耐水圧が年々低下してしまうのですが、海水で濡れた状態や、汗などが付着した状態で長期間放置すると防水膜が加水分解を起こし、防水性能の著しい低下につながります。ご使用後は毎回水で綺麗に塩分を洗い流し、特に汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を使用し、すすぎを十分に行なってください。その後、直射日光の当たらない風通しの良い場所で陰干しを。カビなども防水機能を低下させますので、保管についても注意が必要です。

 

吉田:修理を依頼いただく中には、長年の使用状況がわかる、「使用感のある状態」のウェーダーも多く、長く使用していただいていることをうれしく思う一方で、適切なお手入れと早めの修理をすることによって、もっと長く使っていただけるのにな、と少し残念に思うこともありますね。メンテナンスや保存については、以下のページで詳しく説明をしていますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

 

参考
防水機能付き製品の取り扱いについて

いよいよ釣りシーズン!ライフジャケットを自主点検してみよう!

 

しばらく使用していなかったライフジャケットを使用する際、安全にご利用いただくために自主点検を推奨しています。
以下のような状態が見られた場合、安全のため製品を買い換えるか、修理を依頼してください。

 

 

 

梅雨のシーズンは保管場所の湿気にも注意を

「釣り場」という自然の中で使用するライフジャケットは、知らないうちに岩などで擦ったり、いつの間にか釣り針が刺さって小さい穴が空いていたりなど、自覚がないままに傷がついていることも多々あります。釣行前に上記の点検を行なっていただくことはもちろん、点検に出して初めてわかる修理箇所もありますので、安全のためにも、定期点検をおすすめしています。
また、これから梅雨のシーズンになると、「収納していたライフジャケットが勝手に開いた」という問い合わせを多くいただきます。これは、梅雨で湿度が上がり、一定ラインを超えると、湿気を水分として感知してしまうことが原因です。長期間使用しない場合や、湿気の多い梅雨の時期などは、できるだけ風通しの良い場所にで乾燥剤と一緒に保管するなど、収納場所にも留意していただくことをお願いします。

 

大切な「釣行のパートナー」を、責任を持って修理・点検いたします!

私たちはBluestorm製品の品質には自信を持っていますが、厳しい自然の中で使うものなので、傷つきや綻びは避けられません。メンテナンスを通してライフジャケットや防水機能付き製品を知っていただくことでより愛着が湧き、「釣行のパートナー」となることができるのではないかと思っています。
アフターサポートチームは皆様の大切な「パートナー」を、責任を持って修理・点検をさせていただきます。定期点検や修理について、お気軽にご相談ください。

 

ライフジャケット・防水機能付き製品の修理やメンテナンス依頼はこちらから

アフターサポートチームAfter Support Team
マーケティング部/清水
主に修理やメンテナンスを希望されるお客様とのコミュニケーションを担当。柔らかな雰囲気とわかりやすい説明で、お客様の不安を解消。
大阪工場/吉田
大阪工場にて、実際の修理やメンテナンスを行う。Bluestorm製品を知り尽くした手法に定評アリ。